2018年12月02日 (日) | 編集 |
リハビリ室よりこんにちは師も走る忙しさ。とうとう12月突入です。恒例のおおぎ堂大掃除が幕を開けたわけですが、分担表を手渡すニコニコの院長とイヤーな顔でまた始まったか顔のスタッフの両極端が見られる不思議なシーズンでもあります。さて、近頃は健康ブームに乗ってテレビやネット、雑誌と医療に関するネタがあふれかえっています。病気や痛みネタは視聴率や購買率があがるそうでメディアは競って恐怖をあおって興味を沸かせようとしています。中には、医学的にはどう見てもおかしい話や医学界でも??なドクターが数多く出演し、あたかもそうであるかのように話しているケースも多々あります。以前お昼の、み○もん○司会のテレビに出ていたスポーツドクターも医師法違反で検挙されたし、紅茶キノコやスリムドカン、ビリーズブートキャンプに水素水。どこに医学的根拠があるのでしょうか?先日もテレビで首の手術を「神の手」と称して番組が行われ、動かなくなった手が急に動くシーンなど放映されました。神経麻痺が起こった手が神経開放で急に動くなんて、絶対にありえない話。ましてや私と仕事をしている日本でも指折りのスポーツ整形の権威は「この人、学会で見たことも聞いたこともない」という始末。そもそも広告制限が法律で決まっている私たち医療従事者は自院を自慢げにテレビなどに出すことは違法行為なんです。では、どうやって今見ている情報の真偽を確認するか?それは、スポンサーや協力している団体が、医●会(=●師会)となっているか、〇〇学術研究会や〇〇学会・研究会となっているかです。前者はその職業を裕福にするための職業保護団体。後者はまじめに患者様を治すことを追求する団体です。恐怖をあおった放映後は受診者が増えるため医●会は各医院に、従業員の増員を促すそうです。今ある医療情報。ちゃんと理解できてますか?ちなみに私の出張は学術研究会です。(笑) 院長
スポンサーサイト
| ホーム |